ゆずきよ

パブリック・エネミーズのゆずきよのレビュー・感想・評価

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)
3.3
実在した悪党ジョン・デリンジャーの半生をジョニー・デップ主演で映画化。
「社会の敵」という異名をタイトルにするのがもうイカしてる。

物語は、監獄から仲間達と共に脱獄し銀行強盗をしながら刹那的な生き方をする男達を描く。
基本的には特別捜査官と犯罪者達の抗争がメイン。
1930年代を舞台としているので当たり前と言えば当たり前なのだけれど、一昔前の映画を観ているような心地良さ。
それでいて映像が粗くないので良いよね。
銀行強盗や脱獄が絡むので、緊張感のある展開が続くのかと思いきや基本的には銃撃戦。
良くも悪くもそれほど深みのある話では無いかなという印象。
展開が多い訳ではないので、中盤は少し長いなという印象も抱いてしまったが、ラストまで退屈せずに観れました。

まぁ言ってしまえば、ジョン・デリンジャーことジョニー・デップを楽しむ映画かなという印象です。
台詞回しや立ち居振る舞いがカッコよくて、画面から発せられるオーラだけで憧れます。
映画として観ると個人的にはもう少し物語が深いと良いかなと思うし、そうじゃないならもう少し迫力が欲しかったなという気持ち。
誰かと観るという時に気軽に観れる一本かなという感じです。
ゆずきよ

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