アルフォート

パブリック・エネミーズのアルフォートのレビュー・感想・評価

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)
3.0
監督は30年代に使われていた銃器を使った銃撃戦を撮りたくて、この時代に名を馳せた強盗犯を題材にした作品を撮ろうってなったんだと思う

史実を追うことに必死になりすぎたのか、デリンジャーのキャラクターを上手く掘り下げきれてない。そもそも監督が記事にされてる表面的な部分にしか興味はなさそう。
冗長で単調な強盗犯(悪)パートが作品の大半を締めてるせいか観ていて楽しめませんでした

『コラテラル』でのビルでもそうですが、終盤の映画館は、クロスカッティングでのサスペンスをいまいち盛り上げきれてないように感じました。

民衆にとって英雄的な存在の犯罪者が最後、死に際に放った一言に耳を澄ませるも聞き取れないというという描写は、ドライでとても好みでした。
実際は聞き取れてない訳ではなく、続きがあってウェットに終わったんですが。