クリーム

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリストのクリームのレビュー・感想・評価

3.9
改めてハーヴェイ·カイテルの凄さを見せ付けられる映画でした。ヤバい警部補を演じていて、終盤の鳴きは、狼男にでも変身するのかと思う程。そして、意外に筋肉質な面白い肉体を少し披露しています。内容は普通だけど、ハーヴェイの怪演?恐演?を堪能する作品。個人的には面白かったです。
※ずっと暴力や犯罪ばかりの作品です。

NYを巡回する警部補のLTは、ドラッグ漬けで、 パトロール中に見かけた売人に麻薬をせびり、ノミ屋を通して巨額の金を野球の試合に賭ける等、悪徳警官。更に交通違反の若い女の子達を脅しワイセツな行為をさせ、ジャンキーの愛人の元に通いつめる日々。ある日、1人の尼僧がレイプされる事件が、起きてLTの運命が回り始めるのだった。



ネタバレ↓



野球賭博で借金を重ね、追い詰められたLT。尼僧のレイプ事件の捜査で教会へ行き、彼女が、犯人は元カトリック·スクールの生徒の2人だと懺悔室で神父に話すのを盗み聞きした。LTは、彼女に「警察に捕まると未成年の犯人はたいして罰せられない。オレが奴らを罰してやる」と言うと尼僧は犯人達をすでに赦したと言う。
そして、ジャンキーの彼の前にキリストの幻覚が現れると、彼はキリストに今までどこにいた?と罵ります。 ここで、狂った様に鳴き叫びますが、これが狼か野犬の唸り声にも似た鳴き方で凄い。
キリストの脚にキスをし、顔を上げると黒人女性の案内で、聖杯を売りに来た2人の男を捕まえるが何故か、3人でTVを見ながらドラッグを吸う。彼等を車に乗せ、説教し、売人から回収した大金の入った箱を渡し、バスに乗せた。LTは、赦すを実行したのですが、時既に遅し、車を停車中に1台の車が現れ発砲されました。

終盤は、ドラッグで幻覚が酷くなり、かなり、イッちゃってる状態だったのだと思います。キリスト辺りから意味不明の行動でしたが、ハーヴェイの演技力の前に内容等、どうでも良くなりました。これぞハーヴェイと言ったハマり役で、見応えがありました。

*leylaさん、ありがとう♡
クリーム

クリーム