りょーこ

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリストのりょーこのレビュー・感想・評価

4.0
最低過ぎる悪徳刑事が敬虔な尼僧に出会い「ん゛ー」て泣いて懺悔するなんか凄い作品

キリスト教徒ではないので懺悔とか許すとか今作の意図する所を理解出来ているかは分かりませんが、一人の男の変化は凄まじいモノでした。

これが改心か、と。
レ・ミゼのバルジャン的な。

それをハーヴェイ・カイテルが演るもんだから、もう迫力満点です!

くわまんGさんオススメ有難うございます☆
凄い男泣きでした!!!



ドラッグキメまくり、違法賭博で借金しまくり、さらに恐喝までする最低最悪の暴力悪徳刑事(ハーヴェイ・カイテル)。

一応これでもカトリック教徒らしい。

そんなんなので、喋り方も怪しくフラフラしつつ、真っ裸になったり捜査したりする。

ある日、尼僧強姦事件が起きるが、何故か彼女は犯人たちを許すと言い、刑事は混乱して……



生徒だった子どもたちにレイプされ、煙草の火を押し付けられ、十字架で性器を傷付けられた。

それでもなお、許すとは。

それを刑事としてどうすべきなのか。

9割方ろくでなしのハーヴェイ・カイテルの言動を見せられるのですが、そんなクソ野郎が男泣きして改心して取った行動は、なんか感動しちゃいました。

人間だから突然に変われるワケではないけれど、じわじわと確実に内面が変わっていくのが分かる!

弱さを認め、救いを求める。
そして懺悔。。。

からのラスト。
おぅ。

これは凄い作品だ☆
りょーこ

りょーこ