ゆいこ

三人の妻への手紙のゆいこのレビュー・感想・評価

三人の妻への手紙(1949年製作の映画)
4.3
最近観た中でベストヒットな作品!
3人の妻宛に書かれた手紙の送り主アディ。
彼女はそれぞれの夫と面識があり憧れの存在だったようで、それだけでも無視出来ない存在なのだけれど、手紙に書かれた「駆け落ち」の言葉がこれ以上ないくらいに妻たちの不安を煽る。
人って、当たり前と思っているうちはなかなか物事の大切さに思い至る事が出来ない罪深い生き物だなぁと度々思う。
エディに脅かされてみてようやく夫婦間の信頼や愛情を顧みる妻たちのエピソードには共感できたし、三者三様の夫婦像も面白かった。
突飛な事件が起きる訳でもないのに目が離せない。
洗練された脚本の引力はすごい。
ゆいこ

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