このレビューはネタバレを含みます
No.4132
「僕には容認できない映画のウソでした・・・」
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『フェイブルマンズ』流れで。
サーカスそのものの場面は迫力があったしおもしろかったんだけど、
列車が大事故を起こしてからの展開が、まったくダメ・・・。
あんな大惨事の中、たとえ身体にケガを負っていなくても、心の傷を負った団員もいるだろう中で、そういうケアもしなきゃいけないし、
動物たちのケアも必要だし、警察との折衝やらなんやら、事故処理も含めてやらなきゃいけないことが山積みのはずなのに、
あんな無理やり興行を続けるなんて、
たとえ映画の中だとしても、ついていい嘘と、ついちゃいけない嘘があると思う・・・。
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そもそもあの事故現場、相当悲惨なはずなのに、その深刻さが全然伝わってこない。もちろんリアルに地獄絵図そのままを描写すべき、とは言わないが、
もう少しパニックになっててもよさそうなものを、列車が衝突するシーン自体は大スペクタクル・ド迫力で撮り上げてるのに、
そのあとのシーンと釣り合ってないというか。
まぁ、でも、スピルバーグがこの映画を子供時代に見てドハマりした、というのはよくわかる。