真鍋新一

大森林に向って立つの真鍋新一のレビュー・感想・評価

大森林に向って立つ(1961年製作の映画)
3.2
アキラ、ルリ子、マリ、信雄、章喜、安部徹、高品格、近藤宏、以上イツメン。

話はどうでも良くても、好きな人たちが出ているとそれだけで良い気分になってしまう。完全に映画と馴れ合ってしまってよくないよくない…

深江章喜→金子信雄→安部徹という順番と黒幕に近づいていく悪の三段描写がわかりやすく出てくるので割と初心者向け。

烏合の衆の男たちの中にギターを持ってる人が一人いるなと思ったらムッシュかまやつだった。しかもアキラとデュエットする場面まである。他にもイレギュラーなタイミングで割って入ってくる謎の丹波哲郎や大音量でラテン音楽を聞かすという謎の拷問に遭う白木マリなど、いろいろと面白い場面はあるが、全体的には中途半端。

上野山功一の青年役も誠実でよかった。明らかにヤクザのボスが経営してるクラブで笑顔で営業しているこまどり姉妹のダーティーさも光る。
真鍋新一

真鍋新一