りょーこ

次男坊鴉のりょーこのレビュー・感想・評価

次男坊鴉(1955年製作の映画)
3.3
『ひとり狼』同梱DVD
50年代モノクロ時代劇

うむ、市川雷蔵はほんと美しいな!

美男美女のやり取りは宝塚を観ているようでした☆

殺陣も殺陣というよりは演武とかダンスっぽいし。
全然息切れしてないの(笑)

そんな非日常感ある美しい時代劇ですが、着物での所作や言葉遣いなど一つ一つが自然なのは、やはりこの時代ならではかな♪

こういう作品観ると背筋がピーンてなります( ´∀`)



とある旗本の次男坊だったが、ヤンチャして勘当されヤクザとなった礼三(市川雷蔵)。

七五郎親分に世話になり、その一人娘・お静ともイイ仲になりそう。

が、お静には許嫁がいる!いかん!と、親分の下を飛び出した。

3年後。

七五郎のシマは、新たなヤクザ甚三に荒らされ、許嫁も殺され大変なことに。

そこへ礼三が戻りシマも取り戻し、やっとこさお静と添い遂げようとする。

しかし国から、父と兄が急死した為、御家存続の為に家督を継げとの知らせがきて……



七五郎の子分・友市がとってもイイキャラ♪
すっとぼけてるけど、煽る時は煽るし、台詞回しが上手い!!

役者さん、消息不明らしいのが気になる。。。

お静も美人さんで声も綺麗☆
よよよ……なんて泣くの普段なら白眼剥いちゃうのに、思わずキュンてしたわw

市川雷蔵はヤクザしてても家に戻っても、坊っちゃんだし若様でシュッとしたイケメンでしたねぇ~

全体的に美しくて歌舞伎の舞台のような時代劇!
雪が降るシーンなんて、空気のキン!とした痛さまで伝わってくるイイ画でした!!
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