I have to die a few times
before I can really live.
人の顔色うかがって ご機嫌とって
誤魔化して 善人ぶって ニタつく
そんなつもりも時間も 全くねーよ
せいぜい まぁそーだな…
言いたい放題言って 嫌われまくって
今際の際に 愛する人の涙 数滴と
くそダセェ音楽が流れる中 くたばって
間抜けな社交辞令で “いい人だった”とか
バレっバレの嘘で見送られりゃ 上出来さ
今だって もうほとんどがそうだけど
好んだ風景も あの夜 肺に溜めた空気も
全ては 記憶の塵に埋もれてくんだよな
“古き良き”なんて 所詮は幻想なんだって
時代に霞んでこそ 美しく見えてはいるが
残ってやがるのは 流行の悪戯か玩具だぜ
ブコウスキー…この偉大で哀れなる吟遊詩人
或いは 破滅を愛した 社会不適合な飲んだくれ
彼の声も言葉も 時間を超えないかもしれない
けど 今夜も路上にゃ 月に話しかけるバカがいる
そんなコトを想像して 野良犬のように遠吠えしてみる
心地よい風に嘲笑われて なんだか幸せだ
