肉鹿

ACRIの肉鹿のレビュー・感想・評価

ACRI(1996年製作の映画)
2.9
オーストラリア。人魚に関する論文で日本の学会を追われた教授。ある日ひとりの学生と出会い、思いがけず人魚に近付いていくが、、

出来損ないの「シェイプオブウォーター」

アリエルみたいなかわいい人魚じゃなくて、半魚人に近いタイプの人魚でした。
この人魚がものすっっっごいヌメヌメしてるんです!
これは好みもあるだろうけどわたしは嫌で、人魚の香りはそれは芳しくて、なんてフォローもあるけど絶対魚くさいだろって思った🤮

浅野忠信さんとのラブシーンも幻想感がなく生々しくて、かなり引く。
海洋生物たちと泳ぐ美しいシーンも人魚が出てきただけで笑っちゃってもうだめだった。
人魚のデザインのせいで映画が壊されてしまった感じ、、

監督の前作「河童」と同じようにこだわって美しい自然を捉えたシーンのひとつひとつはよかったんだけど、行き過ぎて藤竜也さんに地球環境保護うんぬんとテーマを語らせちゃうとこはうるさいなとしか思わなかったです。映画を説教する道具に使わないで!
肉鹿

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