ゆかちん

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のゆかちんのレビュー・感想・評価

3.3
さあ後半戦スタート。
ハリー含め学生たちが魔法使いとしての自覚と、自発的に闇の帝王と闘う意思を持ち始めるのが印象的。

ハリーの宿命、ほんま大変。これを10代でやるのね。
日本の少年少女ヒーロー漫画やアニメなら当たり前の設定やけど、実写でやられると「おお…」てなる。

そして、シリウス・ブラックの
「人は光と闇を両方持つ。大事なのは、何を選択するのかだ。」
…みたいな言葉が印象的な話でした。

これまでも、ハリーはダンブルドア先生とかからも「何を自分で選択するかの大切さ」を説かれることが多いね。
ハリー・ポッター物語のメインのメッセージなのだろうか。




冒頭のダドリーのターン。
大きくなって更に感じ悪くなってるダドリー。
だけど、なんやかんやで遊ぶ先にハリーを連れてきてる。
てか、この時のダドリーの顔見てハッとした。先日見た「ほの蒼き瞳」での現在のハリー・メリングの顔だったから。や、太ってるから全然違うんやけど、目鼻口が今のそれになってたんよね。この辺の年齢から顔が確立してくるんやなぁと笑。

突然現れたように見えたフィッグ。
今まで出てたっけ??
マグルだけど魔法界と繋がりがある人なようで頼もしい。

いよいよ魔法省が出てきて、ファンタビを思い出す。
しかし、魔法省ダメダメじゃん。
コーネリウス、もうちょいマシかと思ってたけど。
そして、なんやあの尋問。
てか、真実の薬とかあるし、魔法とかで本当はこうでした、みたいなの再現できたりしないのかね。あんなん口から出まかせで権力者のいいようにされそうやし。
ダンブルドアを来させないために早めたり、まじ汚い。
まあ、フィッグのおかげと毒されてない人たちもまだいたおかげで助かったけど。



でもまあ、今作のメインは、アンブリッジによる学校支配。
そこからハリー達がダンブルドア軍団を結成し、自主トレし、自分たちの意思で強くなろうとする成長物語でもあるね。いよいよ感。

ハリー1人の闘いではなく、ハーマイオニーやロンもいる。
そして、3人でもなく、もっと仲間がいるんだよっていうのが良かった。

ハリーの「失うのが怖いから1人でいる」というていた気持ちもわかるけど、
そこから、「自分はヴォルデモートと違い守るものがあり、信頼してお互いに無償の友情を注に合える仲間がいるんだ」と気づくところが良かった。

ハーマイオニーが、ハリーだけの問題じゃない!と言うのがいいな。
てか、ハーマイオニーどんだけ正義感!
そんなハーマイオニーがアンブリッジ支配下の学校の規則を破るのワクワクしない?て言うてるの良かったw


いやー、アンブリッジばりムカついたw
イメルダ・スタウントンがこの腹立つオバハンを見事に演じてた笑。
めっっちゃ腹立ったもん!!
ケンタウロスに連れて行かれて停職になったのはスカッとしたけど、職剥奪ではないんやなぁ。
ピンクやピンク紫の衣装がドギツくみえたw
でも、部屋のお皿の猫ちゃん可愛かった。
てか、イメルダ・スタウントンて、パディントンのルーシーおばさんの声出してる人やん!あんないいおばさんなのに。あと、「パレードへようこそ」でも重要な役をしていた。めっちゃ快活で性格のいいおばちゃんで。
多分、観た人全員をムカムカイライラさせたやろな、すごいわ。そして、ちゃんと「やられて」視聴者をスカッとさせる哀れさを出すのもさすが。

でも、彼女のテスト中に箒に乗って花火ばら撒きにやってきたロンの双子の兄2人がめっちゃかっこよくてスカッとした。
いやー、ロンの双子の兄フレッドとジョージが良すぎる!毎回言うてるけどw
最初の隠れ家でもそうやし、このテストの時もやけど、気分を明るくしてくれるのがいい。明るい雰囲気、もう彼らしか無くなったよな。

ウィーズリー父母めっちゃええな。
懐深いし愛情深い。
嫁に行くならウィーズリー家がいいわてなるくらいw

ドラコ・マルフォイ、もうちょいなんか描けると思うんだけど、ここんとこ、ただの器の小さいイジメっ子とか、権力に巻かれるだけのキャラみたい。まあ、クスッと担当みたいになってるのかな。
でも、父はルシウスやし、なんかこう、葛藤とかを今のうちからもう少し散りばめてても良いんじゃないかと思うんやけどなぁ。


マクゴナガル先生がアンブリッジに申し立てに行ったり、トレローニー先生を抱きしめたの、なんか暖かい気持ちになった。
ハリーをシーカーに推薦したり、厳しいけど優しいよね〜。こりゃ観てる人たちに人気なわけや。

ハグリッドにあんな弟がいたとは!
ちゃんとポイントになりましたな。


生徒達も良かった。
ネビル、めっちゃ辛いし、めっちゃ重要キャラやってんな。
両親を誇りに思うって、泣かせるやん。
今回は彼が一番成長したのかもしれないね。
自信が無かったのに魔法使えるようになっていくのが凄く良かった。
応援しちゃう!

あと、新キャラの不思議ちゃんルーナ。
字幕の言葉遣い気になるけどw
彼女めっちゃええやん。不思議ちゃんやけど、偏見なく真理を見てる感じがすごい。
イヴァナ・リンチめっちゃ可愛い。

チョウはなんやってんやろ。
ハリーと両想いなんかぁ〜というのはええんやけど、いやセドリックの写真の前でキスするのどうなん?て。
そうしといて、セドリックへの想いがあるのにハリーとキスして後ろめたいとか、「なんそれ!」てなったわw
まあ、裏切りもある種逆らえなくて可哀想やったけど。
なんか、彼女の扱い微妙な感じやったな〜。




最後の魔法省での闘い、結構派手になってたな。
あの水晶の棚での子供たちの闘いも良かったけど、不死鳥の騎士団が到着したときのヒーロー感やばかった!
かっこいい〜!!て。
ルーピンもムーディ先生も強くてかっこよかった!
あの女の人と黒人の人もかっこいい。

でもなんといってもシリウス・ブラック!
俺の息子に手を出すなとか、ハリーをジェームズと呼んで共闘するのとか、胸熱展開!
だからこそ、あのアバダ ケダブラ瞬殺が悲しくて残念だった。
いや、アバダ ケダブラ強すぎ問題やわ。。

いやー、シリウス演ってるゲイリー・オールドマンかっこよすぎやん。
あのワイルドさとウェーブあるロン毛と割とキチっとした服装との共存が素敵すぎる。
シリウス演ってるときにバットマンのゴードンやってたん?
ギャップ!顔は同じやけどギャップ!
不死鳥の騎士団の隠れ家での話とか、駅での話とか、愛情に満ちてかっこよくてよかった。ようやくハリーと逢えたのに辛い。。
無実の罪を着せられ、勝手に猟奇的殺人者に仕立て上げられて色んな罪着せられて、、辛い人生やのう。でも、学生時代は幸せだったのかな。

はあ、、許すまじベラトリックス!
てか、ヘレナ・ボナム=カーター出た〜!笑。
ベラトリックス演じられるの彼女だけやろ。
あのクレイジー姉ちゃん。
シリウスを殺した時、一瞬悲しいというかやってもたな顔して、フッとニヤけるの、おおーと。いとこ殺したんやなぁ。


ラストのダンブルドア先生とヴォルデモートの一騎打ちは映像含め迫力があってよかった!ダンブルドア先生かっくいい!!
ああいうのテンション上がるよな。
ヴォルデモートが炎を作ってドラゴンにしたり、水を作り上げてヴォルデモート閉じ込めるのとか、色々想像を創造しててよかった。



ううむ。

あと、気になるのはスネイプ先生の記憶。
あれがほんまなら、ハリーの父親いじめっ子というか感じ悪すぎ。
シリウスたちもそう。
スネイプ先生可哀想すぎんか?

確かに、ハリーの母については皆褒めるけど、父については校則破ったりとかヤンチャな話しか出てこんもんな。
まあ、リアルっちゃあリアルなのか。
誰しも人を傷つけたりすることはあるやろし。
でも、あのハリー父は、もしハーマイオニーがあそこにいたらパンチしてそうやけどな。

スネイプ先生は、回を追うごとに気になる存在になる。

あと、ルシウス。
卑劣やけど無闇に殺そうとはしてない。
ハリーを陥れようとはするけど、どうなんだろね。
ハリーやダンブルドアに対する誤解、こんな明らかに悪いやん!誤解やん!ていうのも、なんか押し切られるのイライラした。
なんでなん?真実や正義が歪められるのおかしいやん!て思うけど、今のロシアのウクライナ侵攻を止めらない状況をみると、現実はこういうふうに卑劣でも小賢しく動いたり権力や力がある方が強引に作ったらそちらに流れることになってしまうのかなとか思っちゃった。


ううむ。
いよいよヴォルデモートが復活し、手下たちも揃ってきた。
全面戦争かぁ。
ゆかちん

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