ロロノアゾロ

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のロロノアゾロのレビュー・感想・評価

2.0
★★【凡作】

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、J・K・ローリングの2003年の同名小説を原作とする、監督デヴィッド・イェーツ、脚本マイケル・ゴールデンバーグによる、2007年のファンタジー映画である。この作品は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)の続編で、ハリー・ポッター映画シリーズの第5作である。物語は、魔法省がヴォルデモート卿の復活を否定する中、ホグワーツ魔法魔術学校でのハリーの5年目を描く。

また監督が変わりましたね。前作がとても良かっただけに本作は非常にがっかりしました。伏線などは非常に少なく、これは原作の問題でしょうか。またテンポの非常に良かったこれまでのシリーズとは相反し、話の進まない退屈な場面が非常に多いです。映像的に目を惹くクィディッチの描写をカットしたのも退屈さの要因でしょう。原作を大幅にカットしていますが、監督に切り取るセンスがありません。ハリーとチョウのキスシーンはエッチですが、展開を端折りすぎているため、ホグワーツに鬼気迫る中なにしてんだという印象になってしまっています。ラストシーンのダンブルドアとヴォルデモートの戦いについては個人的に非常に見応えがありました。もう少し長くても良かったかもしれません。しかし、これまでのシリーズの中でも最低評価であることは覆らないでしょう。