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レ・ミゼラブル あゝ無情 第一部 神と悪魔のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.6
日本人初のハリウッドスター早川雪洲さんが凱旋帰国して主演した1950年版日本映画『レ・ミゼラブル』。日本を舞台に置き換えてるんでジャン・ヴァルジャンじゃなくて「岩吉」って名前に変わって、ジャヴェールも「熊谷(くまがい)警部」、ててなし子コゼットは「小雪」になっている。フランス革命は西南戦争で、一個のパンが一膳の白飯で、コゼットを背負ってパリの外壁を登るとこは山の切り立った崖を登っていて変更点がいろいろと楽しめる。

小ズルい宿屋亭主テナルディエを演じてたのが、昭和生まれなら馴染みのある初代水戸黄門 東野英治郎さん。サシャ・バロン・コーエンと同じぐらいクセのある配役だった。

日本映画のオープニングで「東映」「東宝」は見慣れているけど「東横」なんてロゴは初めて見たな。