ふしみあい

リプリーのふしみあいのネタバレレビュー・内容・結末

リプリー(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

豪華な俳優ばかり
そしてみんな若い
ジュードロウがキラッキラしてる…!

嘘を嘘で誤魔化し、バレそうになったら殺害し、そしてそれを嘘で誤魔化し……

冴えないトムリプリーに対して正反対のディッキーグリーンリーフ。
マットデーモン、ディッキーに憧れ、妬み、恋焦がれ、空回ってしまうトムをすごくよく演じていた。気持ち悪い前歯笑
完全犯罪を成し遂げるために完璧にブルジョアを演じるトムと本来のトムをうまく演じ分けていた。

ヨーロッパが舞台ということで、街並みや車がめちゃくちゃ綺麗、可愛い。バイクはベスパ。2人乗りはしないけど笑

すべてを知っている観客からするとマージは可哀想やった。

あと伏線の張り方がうまかった。
最初直接トムが男性愛だとははっきり言ってないけど、画面にそれとなく同性愛のカップルを出して示唆してたり。
最後のシーンも手にネクタイを巻いてるカットでそのあと何が起こるのかは明白やったから、画面には出さず、音声だけで作っていたのが良かった。

ようやく自分を受け入れてくれる人に出会えたのに、回り回って自分のついた嘘で殺さなくてはいけなくなるなんて、悪いのはトムやけど可哀想だった。

サスペンスだけど、音楽と映像が綺麗ですごく好きだった。
太陽がいっぱい と見比べようと思った。