やよい

リプリーのやよいのネタバレレビュー・内容・結末

リプリー(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画

主人公のトムリプリーは、
自分と相反する存在のディッキーに惹かれる
こんな人間に生まれていれば…
その気持ちがいつしか
「この人になりたい」っていう願望に変わる

映画としてはリプリーの視点だけど、
ジュードロウ演じるディッキー視点でも観たいなと思った

そして、狂気に満ちた依存という風に描かれているけど、
どうしても私は、
"何も持っていない"側のリプリーに
共感してしまう。

あんなに仲良くしてくれたのに、
分かり合えると思っていたのに
棄てる時はあっけなく
手のひらを返されるあの瞬間。

それを見るとどうしてもリプリーの事を
責めることができないなあと思ってしまう。

そしてラストシーンね、、
リプリーがディッキーに惹かれたのは、
自分のことをどこか見ていなかったからじゃないか、と思う
追いかけてるうちは楽なんだよね
だけど、追いかけられてしまうと、
自分の中身を裏返されてるみたいで
途端に気持ち悪くなってしまう、

だからピーターを受け入れることができなかったんじゃないかなと。


とりあえず、この映画のジュードロウは最高にかっこいいです。
やよい

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