このレビューはネタバレを含みます
誰かのマネをすることが特技だったリプリーが、富豪の頼みで息子のディッキーを連れ戻すためにヨーロッパへ。ディッキーと仲良くなることに成功したリプリーだが...。
若いマッドデイモンが痩せててかっこいい。ただ、ディッキー役のジュードロウの魅力はそれを上回るので、リプリーが憧れるのも納得させられる。
リプリーが何者なのかは謎だが、マネをして別人を装っていくことを繰り返すことで自分のアイデンティティを失っていっていくのが切ない。もともとは憧れや自己肯定感の低さから始まっているのだろう。
ラストは殺人を繰り返してしまい、平穏を取り戻せず悲しい。