ハナカズキ

リプリーのハナカズキのレビュー・感想・評価

リプリー(1999年製作の映画)
4.5
少し前からNETFLIXが「もうすぐ配信」と熱心にお勧めしてくるので配信日に見ました。

アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のリメイク。「太陽がいっぱい」は中学生の頃テレビでやっていたのを見たことがあります。特別自分にとってお気に入りの映画という訳ではなかったのですが、何十年たってもおおまかなストーリーとラストはなんとなく覚えていました。それは名作ということでしょう。

そんななんとなくのストーリーがわかっていた本作ですが、わかっていてもすごくおもしろかった!

主役はマット・デイモン演じるトム・リプリー。ちょっと貧乏な青年。そんなトムがふとしたことから大富豪(でイケメン)の息子ディッキーと親しくなります。

この二人の設定や関係が「Saltburn」の登場人物によく似てます。本作のほうが古いので、もしかしたら「Saltburn」はこの「リプリー」の登場人物を意識したのかも?と思いました。とは言えストーリーは全く違います。

話がそれてしまいましたが、お金持ちのディッキー演じるのはジュード・ロウ。これがまぶしいほどのイケメンでびっくりしました!ジュード・ロウってこんなにイケメンでしたっけ?共演はグウィネス・パルトロー、ケイト・ブランシェットと豪華キャストです。

トムがとある大富豪から彼の放蕩息子ディッキーをイタリアから連れ戻してほしいと頼まれ、トムがイタリアに渡りディッキーを連れ戻そうとする、そんなストーリー。1つの嘘をついたばっかりに、また嘘を重ねることになり…

イタリアのリゾート地が美しい。そんな美しい景色をバックに展開されるストーリーは、長く感じました。それは決してつまらないからではなく、ハラハラし過ぎて心臓がもたない感じ。早くホッとしたい、このハラハラ早く終わらせてくれーという気持ちで、ラストまでドキドキハラハラが続きました。

オリジナルの「太陽がいっぱい」は詳細はほとんど覚えていませんが、ラストはオリジナルの方が面白かったかなと思ったのですが、フォロイーさんにこちらの方が原作に忠実だということを教えて頂きました。

そして、もう一つオリジナルと決定的に違うところ。それは、オリジナルは主人公が絶世のイケメン。対してこちら「リプリー」の主人公は…うん、言わないでおきましょう。

いや、だってビーチの場面でなんであんな蛍光の黄色のスイムウェア選んじゃった??でも、そんなマット・デイモンがなんか好きよ。
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