おばけ

四月物語のおばけのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
-
田舎からたった一人で上京してきた主人公の新しい生活に対する不安が四月の柔らかい光に照らされ独特な揺らぎとして表現されているのが良かった。

武蔵野を丘で読む姿や傘から雫が弾けるシーンは一枚の写真に収めたいほど綺麗だった。

ラストシーンに向けて先輩と接することによって主人公の世界が他人と繋がり、(画廊の先生とのやり取りなど)ぱっと鮮やかになるところが前半の不安と対比されており、際立ってとても良かった。
おばけ

おばけ