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四月物語のpersimmon1aのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
5.0
松たか子の透明感が国宝級。尊い。
スコアは全て松たか子に捧げたものです。

当時、奈美恵ちゃんを頂点とする「かわいい」価値観の真偽を問うような存在で出てきて、周りに好きというと、えーって言われがちだったけど、密かにこの髪型真似しようとしてたことを懐古した。(もちろんできなかった)

タイトルがそもそも「四月」で名前が卯月で、画面に桜の花びらが散りすぎ(散りどきで、かなり強風でもないとあそこまで散る現象はないと思う) だけど、出したい世界観めいっぱい分かりました。色味も素敵でした。

田辺誠一をはじめ、うわっ懐かしいっ!てキャストは何人かいたけど、「ONODA」を見てから私の中で小野田少尉そのものの、津田寛治が一番衝撃でした。カッコよかった。

今もこんな感じで上京してくる子いるのかな。何もかもネットやSNSで調べて、こんな初々しさってないのかな。便利さの恩恵に充分預かりながらも、最近本当に何もかもが過剰だなと感じる、昔を知る中年です。
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