毎日出版文化賞を受賞した野間宏著「真空地帯」を山本薩夫が映画化。軍隊内の権力争いに巻き込まれ、投獄された木谷一等兵。野戦行きとなった彼は、自分を追い込んだ林中尉の前に現れる。
戦局は日増しに切迫し、梶の部隊も国境近い陣地で待機。思いがけず、少佐に昇進した友人の影山が赴任してきた。影山は、梶を上等兵に上げ、初年兵の教育にあたらせた。しかしそれが古兵の妬みをかい、初…
>>続きを読む昭和18年。ソ満国境に近い関東軍の兵舎に、初年兵の大宮貴三郎が配属されてきた。古参の有田上等兵が指導係を命じられるが、ヤクザの用心棒をしていた貴三郎は反抗的で上等兵たちの反感を買う。そんな…
>>続きを読む昭和6年。柔道と空手で鍛えた頑健な身体を持つ男・志村兼次郎が横須賀海兵団に入団した。日課である訓練の厳しさと上官たちの制裁に兼次郎は我慢ならず、古参兵の黒川らを叩きのめしてしまう。兼次郎は…
>>続きを読む日東建設の営業部員・飯倉進は、婚約者の人見杏子が自殺を図ったと知らされた。彼はかつて読んだ、先祖の日記に記された残酷な話を思い出す。それは、関ケ原戦後浪々の身であった飯倉次郎左衛門をはじめ…
>>続きを読む播州脇坂藩竜野城で行われた武器倉庫点検時、奏者番・奥野孫太夫がけちをつけ、怒った江崎新八と口論に。格下の新八に逆らわれた孫太夫は、新八に果たし状をつきつけたが斬殺されてしまう。感応寺に追い…
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