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敵は本能寺にありのぉゅのレビュー・感想・評価

敵は本能寺にあり(1960年製作の映画)
3.5
2023年 鑑賞 23-199-36
BS松竹東急 銀座よる8シネマ にて
池波正太郎先生のオリジナルシナリオを基に、「顔」等の大曽根辰夫監督による、戦国時代、尾張の織田信長(田村高廣さん)のもとで羽柴秀吉(河津清三郎さん)と明智光秀光(初代 松本白鸚 [当時:八代目 松本幸四郎]さん)は仕えていた。光秀は丹波八上城へ攻略に向かった際の信長の行動や、西国征伐総大将を信長に交代させられ、さらに武田氏を潰滅させた徳川家康(嵐寛寿郎さん)の功を労う会で接待役を命じられた光秀は、信長から叱責を受けることになり、信長への思いからあることの実行を思い付く時代劇作品。

ー 名作家・池波正太郎先生 生誕100周年記念 ー
下克上の嵐、丹波攻めと家族の命、自分の母園枝(村瀬幸子さん)の人質に、秀吉の暗躍、信長の独裁恐怖政治、光秀の額から血が... 、かの有名な信長の「人間 五十年... 」と本能寺の変「おのれ 光秀めっ」、光秀 対 森蘭丸(二代目 中村吉右衛門[当時:初代 中村萬之助]さん)、炎の本能寺と信長の首が... 、日本史上一の謀反と山崎の戦いと三日天下... 光秀の最期は農民の竹やりで...

本能寺の変は未だ謎に包まれている黒幕秀吉説や黒幕朝廷説などもあるが、一番有名な光秀が信長にいびり続けられ謀反をという説がとられた作品。本当に丁寧に信長のいびりや独裁者っぷりが描かれ、裏で秀吉も暗躍し、光秀が信長にキレられる、悲劇に繋がるように画策された様が分かりやすく作られていた。が、私には凄く平坦で面白くもつまらなくもないという結果に... 「信長●●●」のような突飛な結果は望んではいないが、実はあの人が... とか、●を取れなかった●●が●●●いて... とかという作品を望んだ自分が馬鹿だったのかもしれない... ベタ is best! かもしれないとも思った作品だった。

「一同 敵は備中にあらず 本能寺にあるぞ」

「おのれ 蘭丸っ 貴様のために苦しめられた明智の家の門葉の恨みを 今こそ晴らしてくれるっ」
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