もちお

敵は本能寺にありのもちおのネタバレレビュー・内容・結末

敵は本能寺にあり(1960年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 観ていて胃のキリキリする場面が多かったです(誉めています)。

①良かったところ
 追い込まれていく光秀の描写が良かったです。
 積み重ねが効いていました。
 特に扇子で打たれる場面がしんどかったです。
 肉体だけでなく、精神的にも苦しいだろうなと。
 信長と蘭丸の合わせ技に引きました。
 一方、モヤモヤしたところもあります。
 それは嫁ぎ先で夫を慕う珠です。
 光秀を追い込むのであれば、夫に違和感を覚えたままの珠の方が私は好きです。

②気になったところ
・秀吉の描いたシナリオなのかは曖昧
 どこまでが秀吉のプラン通りなのか、よく分からなかったです。
 いざ謀反が起きて驚く秀吉に、私も驚きました。
 「秀吉に利用された光秀」なのか、「信長に追い詰められた末に爆発した光秀」なのか。
 軸の所在が曖昧に感じました。

・アクション
 あまり緊迫感がなかった印象です。
 例えば、兵の投げた槍があっさり地面に落ちていきました。
 戦乱の恐ろしさが伝わりにくかったです。

③まとめ
 気になったところもありますが、好きなところもあります。
 観て良かったです🙇‍♂️
もちお

もちお