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ロイドのスピーディーのKのネタバレレビュー・内容・結末

ロイドのスピーディー(1928年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

どこまでセットか分からないけど、20年代アメリカの風俗が分かって楽しかった。タクシーかわいい。
昔の遊園地は家族向けというよりカップル向けのいかがわしい存在だったらしいけど、それにしてもシートベルトなしの絶叫系アトラクションは怖すぎる(し、楽しそう)。
全部悪い方向に転がっていく日常には親近感を覚える。ミスを頻発して仕事も全く続かない。現代だと診断がつくレベルの主人公。リアルだと悲劇でも映画だと喜劇になるんだなと思うと元気が出た。
これまで喜劇はほとんど観てこなかったけど、悲劇を喜劇に変換できることが喜劇の強みなのかもしれないと思った。悲劇で終わらせるから悲劇は悲劇のままなのでまって、ラストにハッピーエンドを持ってくれば物語は喜劇になる。ハッピーエンドで純粋に楽しめた。
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