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ロビン・フッドのcamusonのレビュー・感想・評価

ロビン・フッド(1991年製作の映画)
3.7
12世紀のイギリス・フランスあたりを舞台にした、いくさ物語です。

ロビン・フッドについては、ほとんど前知識がなく、
せいぜい榊原郁恵を思い出すくらいですが、
いざ始まると、木造の人力戦車をわっしょいわっしょいの肉弾戦。
下っ端肉弾が油の袋を敵陣に仕掛けて、炎の矢で射貫いて炎上などなど。
細部までこだわった迫力のある絵の連続で、
2時間半という長さは全く感じませんでした。

銃がない時代なので、飛び道具としては弓矢が主流で、
近接戦では剣が主流。
騎馬隊もいますが、下っ端は歩兵。
封建制、荘園制の時代なので、
王や領主がアホだと農民が飢え苦しめられるなどなど、
日本の時代劇との類似性が垣間見られ興味深かったです。


なかなかイメージしにくい時代を可視化することは、
何にせよ貴重なことです。
物語が淡々と進みすぎて、あまり感情移入ができず、
心が動かされなかったところは難ですが。
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