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不毛地帯のmendeのレビュー・感想・評価

不毛地帯(1976年製作の映画)
1.5
WOWOWの山崎豊子特集3本目。瀬島龍三をモデルにしてるらしいということは知っていたが、内容はよくわからないまま鑑賞。
インターミッションがあるくらい長い映画だが、ぽかんとしたまま終了。ちょっと待て、主人公(仲代達矢)はずーっとヒーローで善人として描かれているけど、商社マンとして政界に取り入り(接待やら賄賂やら)、売り先の自衛隊にコネを使って入り込み、不利な事実の報道を抑え込む。政界と財界の癒着をやってるんじゃないのか。
娘の秋吉久美子が「私はお父様が恥ずかしい!」と泣くが、戦闘機という武器を売るということが平和に反するということ言っている。しかしそれより問題なのは、主人公がやってることは不正とギリギリのところなのだ。武器を売るのは認められた商行為だろうが、接待とか賄賂とか報道抑制とか自衛隊との癒着とかはいいのか。救いは本人が横領をしてないということくらいではなかろうか。なにを善人ヅラしているのか意味不明だった。
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