KOUSAKA

スーパーマリオ/魔界帝国の女神のKOUSAKAのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2023年9月、ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。4Kレストア版で吹替版でした。

「駄作」や「B級」という悪い評判を聞いてましたが、とんでもない!エンタメ作品として一級品の面白さでした!

まずマリオ、美人でグラマラスなパートナー(ダニエラ)がいるし、ビッグ・バーサも口説き落とすし、ルイージに対する恋のアドバイスも的確で、意外にもめちゃくちゃイケメンの設定。ユーモラスな見た目とのギャップ萌えが良い!😆

パトカーを奪って逃走する時のド派手なカーアクションは最高やし(大爆発の炎、ホンモノの迫力!)、終盤の「ボブスレー」による脱出シーンのアクション演出も、最後のクッパとの大格闘シーンも全部見応えあり。セットも非ハリウッドとは思いないほど豪華やし、特殊効果の迫力もすごい。敢えて安っぽいボー爆弾のB級ぶりが逆にキュート。靴はリーボックでした😆

愛嬌のあるキャラクターも多く、敵役ではあるけど、グンバもエレベーター内でルイージに踊らされたりして、抜けてる感じが可愛い。すぐに上司に一喝されて「ハッ!」ってなってるし😆

ヨッシーも初見では違和感あったけど、見ているうちに可愛くなってきて、最終的には「これこそがヨッシー!」と思えた。CGじゃないところもすごい👏

後半のあるシーンから、マリオとルイージが赤と緑のお馴染みの衣装を着用した時はテンション上がったし、グンバに退化させられた路上ミュージシャンも終盤に見事な伏線回収。脚本もお見事!

資本主義の悪しき権化みたいなスカペリが退化させられるのも痛快。しかしまさかあんな小さいキノコが、キャプテンアメリカの盾並みの強い武器に変化するとは😆

最後のデイジーとルイージの一時のお別れシーンでも「愛しているなら理解しろ」という冷静な助言をするマリオ!兄貴、最高!

マリオとルイージは双子という設定のはずやけど、この作品では本当の兄弟じゃないんやね。でもマリオ・マリオ、ルイージ・マリオという本名は、この映画作品で後付けされた設定にも関わらず、任天堂がのちに公式の本名として認めたらしい。すごい😵

脚本も演出も素晴らしい。30年の時を経た今こそ再評価されるべき傑作だと思います。明らかに続編を意識したラスト。これ1本で終わったのは本当に勿体ないですね。

実はあまりに面白かったので、ブルーレイも買ったんやけど、特典映像のドキュメンタリーがめちゃくちゃ感動的なので、必見です!
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