RandB

スーパーマリオ/魔界帝国の女神のRandBのレビュー・感想・評価

3.8
ゲーム映画の隠れた傑作『スウィートロード』と共に、映画研究部の後輩と鑑賞。

街の配管工として働くマリオと、その弟・ルイージ。
とある出来事をきっかけに秘密の地下帝国へと迷いこんでしまった彼らは、地上に戻るため、壮大な冒険に出ることに……。

中学生当時、ボブ・ホプキンス出演作『マスク2』のパンフレットを読んでいた時に存在を知り、初鑑賞。

その時点で、かなりヤバイ作品だった覚えはあったものの、改めて鑑賞すると、意外と娯楽作として楽しめる作品だということが分かった。

ドレッドヘア風おじさんにしか見えないクッパ、ガチ恐竜なヨッシー、リアルすぎるキノコに、もはや跡形のないクリボー。

キャラクターの再現度に突っ込み始めるとキリはないが『トータル・リーコル』にも通ずる異国情緒溢れるディストピアな世界観や、音楽を務めるアラン・シルヴェストリ(代表作:『アベンジャーズ』シリーズ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など。)の圧倒的な安心感によって、独特の味わいが出ている秀作。

唐突な展開や破天荒な設定など、チープな部分は多いが、むしろ、それこそが面白いおバカ映画の大傑作だった。

<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×0.0
グロ ☆×0.0
バカ ☆×5.0

・おバカポイント
一番のおバカポイントは、クリボーの実写化キャラであるグンボの憎めない愛らしさですね……。笑
頭が小さいため、おバカではあるのですが、終盤、なんだかファインプレーをかましてきやがるので、結果的に一番好きなキャラクターになりました。笑
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