サブカルくん

新兵隊やくざ 火線のサブカルくんのレビュー・感想・評価

新兵隊やくざ 火線(1972年製作の映画)
3.5
DVDでソフト化されていないため、今となってはほぼ幻の兵隊やくざシリーズの第9作目の『新・兵隊やくざ 火線』をこの度やっと鑑賞できました。
配給はこれまでの大映ではなく東宝、そして制作も勝プロダクションという大変わりぶり。監督も第1作目で担当した増村保造が務めています。ストーリーはこれまで以上にBLが露骨に描写されているものとなっていました。勝プロ製作なだけあってか、有田上等兵(田村高廣)の出番が若干少ないような気がしますね...。
敵役の宍戸錠と、ヒロイン役の大楠道代もいい味出してました。これまでの『兵隊やくざ』シリーズと比べるとやはり物足りない感じはしますが、カラーで2人の活躍を観ることができて良かったです。