ゆき

1978年、冬。のゆきのレビュー・感想・評価

1978年、冬。(2007年製作の映画)
3.8
寒空

淡いひと時の感情を殺風景に進歩する時代と重ね合わせた一作。
急速に工業化する環境の中では、田園の穏やかさも時に鋭く牙をむく。
衝撃的に心が動いた少年の変化と、孤独な少女との時間がとても儚い。
溢れ出る日常と、少年たちの表情の素朴さが印象的。
好きな空気感でした。

×××
文化大革命が終わりを告げた1978年、冬。小さな田舎で暮らす内気な11歳の少年と、その兄。二人は北京から来た少女と出会い、憧れを恋へと変化させていく。
ゆき

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