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パリところどころのneroliのレビュー・感想・評価

パリところどころ(1965年製作の映画)
4.5
■ヌーヴェルヴァーグを代表する6人の監督による短編オムニバス🇫🇷■
 
 
①ジャン=ダニエル・ポレ
②ジャン・ルーシュ
③バーバラ・ウィルキンド
④エリック・ロメール
⑤ジャン=リュック・ゴダール
⑥クロード・シャブロル
 
6人の監督によるオムニバス〜🎬
 
 
フランス映画のオムニバス、私結構好きかもしれない〜♡
 
各々の監督たちの特徴が表れていた〜
クスッと笑えて面白かった〜
 
 
私の好きな順番は、⑥→④→③→⑤→②→①かな〜
  
※以下、説明。
ネタバレしているものもあります〜
 
 
 
■第一話 「サンドニ街」 Rue Saint-Denis
ジャン=ダニエル・ポレ監督
 
娼婦と気の弱い皿洗いの男の話。
なかなか事が進まない。
ようやくかなと思ったところで停電、笑
 
 
 
■第二話 「北駅」 Gare du Nord
ジャン・ルーシュ監督
 
パリ10区にある北駅の近くに住む夫婦の話。
結婚生活の不満を訴える妻。
そして、妻は夫婦喧嘩の後、家を出る。
突然、お金、家全てが叶う男性と出会う。
男性に運命的な出会いだ、10数えるうちに一緒に行くか決めてくれと言われる。

しかし、最後はフランス映画っぽい〜
 
 
 
■第三話 「サンジェルマン・デ・プレ」 Saint-Germain des Prés
バーバラ・ウィルキンド監督
 
パリに留学したアメリカ人女子学生と、
二人のフランス人の恋の駆け引きを描いている。
 
男女の一晩の恋の後、メキシコに3W行くという男ジャン。
ジャンはメキシコに行ってしまったと思っていたら、実は女子学生の美術学校の絵のモデル(裸)をしていた。
彼が真っ裸なところで二人は遭遇、笑
 
その後、女子学生はやけになってナンパされた男の家に行くとジャンと一緒の部屋だった、笑
そしてジャンは別の女性と歩いていた〜笑
 
この手の話はパリでは多そう〜
 
 
 
■第四話 「エトワール広場」 Place de l'Étoile
エリック・ロメール監督
 
自分の規範に忠実に生きようとする男がふとした出来事から災難に遭い、悩み続ける姿をモーパッサン風に皮肉たっぷりに描く。
 
凱旋門の周りの通りを通勤するテーラーで働くジャン=マルク。
間違って足を踏んでしまった男と喧嘩をした末に、その男は死んだように見え逃げた。
 
2ヶ月後に結果が分かったお話。
 
 
 
■第五話 「モンパルナスとルヴァロワ」 Montparnasse et Levallois
ジャン=リュック・ゴダール監督
 
二人の男に封筒を取り違えて速達を出してしまった女性が、結局双方にふられてしまうまでを描く。
 
本命の彫刻家の男性と本命ではない自動車整備の男性。
本命にも尻軽と言われ、本命でない男性からも振られた話。
 
手紙は入れ間違えてなかった。
 
 
 
■第六話 「ラ・ミュエット」 La Muette
クロード・シャブロル監督
 
共演は当時ジャブロルの妻だったステファーヌ・オードラン。
パリの高級住宅地の一六地区に住むブルジョワ一家の悲劇を描く。
 
両親の言い争いが耳障りで「耳栓」を常につけて生活する少年。
そのことで悲劇が…。
 
 
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