忍ぶ川の作品情報・感想・評価

『忍ぶ川』に投稿された感想・評価

Omizu

Omizuの感想・評価

3.8

【1972年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『海と毒薬』熊井啓が三浦哲郎の同名小説を映画化した作品。本作で主演の栗原小巻はブレイク、「コマキスト」というファンを獲得した。

素晴らしい作品だ…

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皮マン

皮マンの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは珍品。単純な恋愛物、それもハッピーエンドのラブストーリーなのだが、作品全体を覆い尽くす不穏なムードはレベッカあたりの心理サスペンスのようだ。精神的に壊れた小姑のいる旧家に嫁ぐ栗原。普通ならどえ…

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三浦哲郎、私の中で爪痕を残す作家です。
つい最近観た映画で中学生の頃を思い出していた時に、確か中学生頃の教科書に
三浦哲郎の〝盆土産〟という海老フライの話しがあり、当時は何も三浦哲郎の事を知らなかっ…

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木

木の感想・評価

3.8
丹念な描写を重ねた、熊井啓らしい純愛物語。時折、時代的にATG的。
栗原小巻がキレイ。
当時の東京の風景(特に洲崎界隈)が映像の記録としても貴重。
turkey

turkeyの感想・評価

4.5

こんな時代でも純愛映画が有ったっていいじゃないか
この映画は故郷を失った志乃が苦労の末、似た陰(かげ)を持つ男に惹かれ一緒になり、「新しい故郷」を見つける物語ではないだろうか
栗原小巻が最も美しい時…

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 三浦哲郎の同名私小説が原作。私も読んでる筈ですが、すっかり内容は忘れてました。青森県八戸に生まれ6人兄弟姉妹のうち4名が自殺か失踪と言う哲郎(演:加藤剛)と洲崎遊廓の射的屋の娘として貧しい家庭に育…

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nori007

nori007の感想・評価

3.8

1972年制作にしては、やたら古い感じとおもったら舞台は50年代らしい。
二人の縁の地、深川をめぐるのだが、木場や洲崎はまさに自分の地元。
それだけにとても哀愁をこめて見られた。

今ですらすっかり…

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「洲崎パラダイス…パラダイスなんて私、何か嫌ですわ!」
メロドラマに見せかけた、出自にコンプレックスを抱える男女の社会派愛憎劇…
かと思いきや、結局は美男美女の純愛メロドラマに収束してしまった。

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tych

tychの感想・評価

4.0

1972年 モノクロ・スタンダード 120分。料亭「忍ぶ川」で出会って 惹かれ合う 大学生の哲郎と女給の志乃。出逢いを重ねて自分らの複雑な家庭事情や出自について語り合い 互いに理解しやがて結ばれる。…

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TagTak

TagTakの感想・評価

4.0
カップルが因縁の土地をデートしながら壮絶な過去を語らう映画で驚いた。加藤剛の家族が次々と自殺&失踪を遂げる回想劇が『ヘレディタリー』みたいで超怖い。
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