熊井啓特集@新文芸坐
だが、栗原小巻目当てで
そういや小学校高学年の時の担任の先生が栗原小巻のファンだったなあ。(当時先生アラフォー、栗原アラサー)
芥川賞作品を映画化。
1972年作品。1…
【1972年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『海と毒薬』熊井啓が三浦哲郎の同名小説を映画化した作品。本作で主演の栗原小巻はブレイク、「コマキスト」というファンを獲得した。
素晴らしい作品だ…
このレビューはネタバレを含みます
これは珍品。単純な恋愛物、それもハッピーエンドのラブストーリーなのだが、作品全体を覆い尽くす不穏なムードはレベッカあたりの心理サスペンスのようだ。精神的に壊れた小姑のいる旧家に嫁ぐ栗原。普通ならどえ…
>>続きを読む三浦哲郎、私の中で爪痕を残す作家です。
つい最近観た映画で中学生の頃を思い出していた時に、確か中学生頃の教科書に
三浦哲郎の〝盆土産〟という海老フライの話しがあり、当時は何も三浦哲郎の事を知らなかっ…
こんな時代でも純愛映画が有ったっていいじゃないか
この映画は故郷を失った志乃が苦労の末、似た陰(かげ)を持つ男に惹かれ一緒になり、「新しい故郷」を見つける物語ではないだろうか
栗原小巻が最も美しい時…
三浦哲郎の同名私小説が原作。私も読んでる筈ですが、すっかり内容は忘れてました。青森県八戸に生まれ6人兄弟姉妹のうち4名が自殺か失踪と言う哲郎(演:加藤剛)と洲崎遊廓の射的屋の娘として貧しい家庭に育…
>>続きを読む1972年制作にしては、やたら古い感じとおもったら舞台は50年代らしい。
二人の縁の地、深川をめぐるのだが、木場や洲崎はまさに自分の地元。
それだけにとても哀愁をこめて見られた。
今ですらすっかり…
「洲崎パラダイス…パラダイスなんて私、何か嫌ですわ!」
メロドラマに見せかけた、出自にコンプレックスを抱える男女の社会派愛憎劇…
かと思いきや、結局は美男美女の純愛メロドラマに収束してしまった。
…
1972年 モノクロ・スタンダード 120分。料亭「忍ぶ川」で出会って 惹かれ合う 大学生の哲郎と女給の志乃。出逢いを重ねて自分らの複雑な家庭事情や出自について語り合い 互いに理解しやがて結ばれる。…
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