オーウェン

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道のオーウェンのレビュー・感想・評価

4.2
カントリーといえばこの人なジョニー・キャッシュ。
彼の伝記映画ということですが、意外にもラブストーリーとしての側面が強いことには賛否あるかも。

冒頭フォルサム刑務所の文字を見て「いきなりクライマックスか!?」と思ったが、そこから回想形式で彼の人生が綴られていく。

父との確執に兄の存在とキャッシュを語る上で重要なポイントがいくつかあるが、基本路線はジューンといかに結ばれるまで。
最後のクレジットで分かったが、ホアキンもリースも実際に歌っている。
その歌唱力にビックリすると同時に二人の成り切りぶりにも驚かされる。

キャッシュのギターを弾くときの独特の構え方など、ホアキンは健闘してます。
だがもっとすごいのはリース。キャッシュを支える妻という役がこれほど似合うとはビックリ。

キャッシュの晩年を観てみたい節もあったが、音楽ものでは出色の出来。
これを機にジョニー・キャッシュの音楽に触れてみるのも良いかと。
しかし40回目のプロポーズとはまさにドラマな人生だ。
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