桔梗F

シュウシュウの季節の桔梗Fのレビュー・感想・評価

シュウシュウの季節(1998年製作の映画)
5.0
1970年代半ば、文化大革命末期の中国では、都会の学生を農村へ送り込む“下放運動”が行われていた。
都会から辺境の地へ送られた少女シュウシュウは チベットの男ラオジンと共に放牧を学ぶことに。
革命の理想を信じ、ひたむきに任期を全うし、両親のいる成都に帰れる日を待ち望むシュウシュウだったが……。
『オータム・イン・ニューヨーク』のジョアン監督の監督デビュー作です(^o^)

中国にとってはたいへんな映画なので、アメリカ資本でこっそりゲリラ撮影?した問題作!
ちなみに中国では上映禁止です。

なぜ今この映画レビュー?
嫁がスマフォ購入以来、すっかり2ちゃんねるにはまりネトウヨ化(^-^;
当然、反韓、反中になり(苦笑)、中国の文化大革命にたどり着いたようで、どんなことがあったのかおいらに聞いてきた。

よって、この映画を観せることに(*^^*)←鬼!と思った方は正解(;_;)b

序盤は淡い恋もあるさわやかな青春映画。
そして、少女は「下放政策」で都会の両親と離され、チベットで放牧の仕事へ…

慣れない大自然テント暮らしながらも、世話役の去勢されたチベット人ホアジンとそれなりに楽しく暮らしていた。ところがΣ(゜Д゜)

中盤までのほほえましい展開とはうって変わり、陽から奈落へ(;o;)

初めて観たのが10代後半くらいで、ジャケから中国版「大草原の小さな家」映画を想像して借りた。中盤までは予想通りの展開でニコニコしながら観てたが、後半、一気に地獄へ落とされた(´д`|||)

特にラオジン(男)の方に感情移入してしまったため、あまりのつらさに映画人生で初めて腸がちぎれそうになるほど(T-T)
復活まで数日かかった…個人的に極鬱映画の最高峰。
何があるかは秘密です…簡単に言うと性的に(T-T)

主演のルールー(当時16才、見た目は14才くらい)がめちゃかわいくて(裸体も披露)、お?かわいい♪と思ったらきつさ数倍!
性交シーンはちょっと別人になってたが、年齢的にやむおえないのか。

最近、中国との問題が取り沙汰されてるが、いったい中国で昔何があったのかを一人の少女の悲劇を通して多少なりとも知ることができる。

ちなみに嫁は観終わって、ますます反中共に(;´_ゝ`)
嫌な意味で号泣映画なので、人にはお勧めしません(^-^;

『少女ムシェット』『霧の中の風景』『リリア4ever』『アメリカン・クライム』と並ぶ
「世界!美少女極悪映画」のトップランクに君臨。
あ、『隣の家の少女』は「美少女」基準で選外に(・・;)
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