しおの

終着駅のしおののレビュー・感想・評価

終着駅(1953年製作の映画)
1.8
不倫カップルが不毛な応酬で勝手に盛り上がってるだけで、終始寒々しくこれはなかなか詰まらなかった。まあ他所から見れば別れようがくっつこうがどうでもいいというのが別れ話や不倫の本質だと考えれば、この凡庸なカップルの犬も食わない感じは的を射ているとも言えるのだけど、それにしても話としては本当に退屈だった。恋愛ドラマにがっつり感情移入できる人じゃないとなかなか楽しめない映画かと思った。当時の駅の様子が拝める以外に見所はほとんどなかったが、一周して癖になっくるジオバンニの情緒不安定で哀れな様子が個人的には隠れた見所で、この男前の真から無様な様子は今の映画ではあまり見ることができないかもしれない
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