Yuya

終着駅のYuyaのレビュー・感想・評価

終着駅(1953年製作の映画)
3.8
なんか少し秋めいてきたこの頃
どっかから 流れてきた哀愁の旋律
Peggy Leeの「Autumn in Rome」…

ってなわけで 切ないラストシーンが
胸に迫って ふと思い起こした作品

原題はまんま ローマの駅名だけど
英題で使われるのは "Indiscretion"
確かに 身勝手過ぎだろ…とは男の本音

許されぬ恋の 別れ際のただのメロドラマ
って言っちゃうと 元も子もないわけで
この時間の経過と 再生時間の一致
何より 背景として描かれている
駅構内の 様々な人間模様が魅力的
"駅"って場所は ドラマの宝庫であって
迎える人 別れる人 要人に 警備員
ナンパ師やら スリ犯まで 多種多様
男女のイザコザが主軸の その輪郭を
見渡すだけでも 想像が膨らんでしまう

モンゴメリー・クリフトもさることながら
甥っ子の内外とものイケメンっぷりもいい!
Yuya

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