このレビューはネタバレを含みます
訳あり男女の駅での別れを延々と描くラブロマンス。
6時45分から8時30分という1時間45分間の物語。コレを1時間29分間で描いているのが何気に凄い。
ローマに住む姉の元を訪れたマリアは、道案内を…
車掌
アメリカ人の人妻メアリーは、姉を訪ねてローマへやって来る
そこで知り合った青年ジョバンニと恋に落ちるが、汽車の時間が迫り……
女性をぶつなんて!
駅の周辺での話
別れの言葉
ラスト
…
ナイーブな間男とはっきりしない人妻の、うだうだと続く恋愛劇の後ろで、特定のイメージが反復され、それが劇中の流れる時間を意識させる。むしろ、背景を目に入れることで、間延びした不倫・駅構内・恋愛劇の90…
>>続きを読む(再)紛れもなく人妻の不倫映画である。妹訪ねてアメリカからローマに来た人妻メアリーがジョバンニ青年と恋に陥るも1ヶ月後には青年傷付けてローマ駅を発つという身も蓋もない話、の筈だが名匠デ・シーカの手に…
>>続きを読む往生際の悪い2人の離れがたい終着駅。
断ち切って正しい道に戻ろうとするけど、何度も引き返しては、電車を遅らせて、挙げ句の果てに警察の厄介にまでなるみっともなさ。時間のない中で身を切られるような切なさ…
ジェニファー・ジョーンズの生き物のように動く眉毛が演技過剰に見えて嫌だったけれど、不倫する女は皆役者なのだ。二転三転と揺れ動く女心はよく描かれていた。
子どもにチョコレートを買ってあげて勝手に感傷に…
今でも使用する「終着駅」という言葉を作った邦題。
不倫劇であるが、面白いか面白くないかは不倫をしてしまった感情移入が出来るかである。本作は男性の女々しさ執着さが荒目立ちして感情移入は出来ない。
…