おばけシューター

蟹工船のおばけシューターのレビュー・感想・評価

蟹工船(2009年製作の映画)
2.2
久しぶりに糞映画!
駄作観た時の脱力感に飢えてたから嬉しいよ🦥

原作読んだのはずっと前で細かく内容覚えてないけど、自分の中のタコ部屋とか漁船のハードなイメージはそれによってつくられた、と思う。

で、実写リメイクの本作ですが、
例えるなら「自分等はセンスあるって思ってるアングラ劇団が親から借りた金でヘラヘラしながら作って、結局内輪だけでみせあって悦に浸るだけのしょうもな〜〜い舞台」ってカンジ。

一番ダメなところは地獄のような環境に置かれた登場人物たちの様子をコミカルに描こうとした事で、恐らく昭和映画の剽軽な雰囲気にしようとしたんだろうが前半通しては絶対やるべきじゃなかったし会話も不快なほどスベってて、何がしたいの?と思うし実話に基づいてる悲惨な話に対して不謹慎。何度も同じセリフ言って時間稼いでるのも、不要なパートだらけなのは最早些細な問題。

冒頭の工場の生々しい画に最初の5分はオヤっと思ったが終始同じとこで同じ作業しかしてなくて、蟹もプラスチックの偽物すぎる。めちゃくちゃ過酷な労働っていうのが伝わらないし逃げ場のない船の中という感じもしない。

久しぶりの糞映画についつい饒舌になってしまいました。以上、よろしくお願いします。