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蟹工船のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

蟹工船(2009年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

そうか蟹工船って船ってなってるけど動力が無数の奴隷の人力の集積で船のカタチをした巨大ロボットの事だったのか。本作は和製パシフィックリムとして面白い。駆逐艦隊と共にロシアと戦う特攻兵器かつ企業広告灯。戦争というものはいつの時代も特定企業や御用広告会社によってけしかけられるもの。共産党も自民党も本質はプロパガンダ用巨大広告会社。政治結社というのが偽装だというのがよくわかる。そうこれはあのメトロポリスのようなスチームパンク近未来ディストピア映画に他ならない。だったはずなのに公告用ロボット兵器カニコウセンの搭乗員に強制労働させられた若者その苦闘そこからの脱走をえがく深みもなんもない子供むけロボット映画になってしまってる。他にもハリボテ公告用ロボットとして大和ガンダム桜花エヴァンゲリオン回天などあり皆面白い娯楽映画になっている。それにしても命より重いハリボテ公告用簡易特攻兵器ってトコトン胸糞悪い。原爆なんて最たるもの。もうその時は水爆もできてて原爆は簡易デモンストレーション。それに関わって死んだ人々。参考資料。三隅研次とむらい師たち。20世紀少年3部作。
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