1作目よりさらに独特の世界観を楽しめました。
大戦争などにより全てが荒廃した世界。
石油が稀少となり、メル・ギブソンさん演じる主人公マックスもガソリンを求めている。
そんな中、マックスは製油施設を運営する集団と出会い施設を襲ってくる暴走族との抗争に巻き込まれていく…というお話。
暴走族のビジュアルや服装はまさに北斗の拳のようで、製油施設の人々もどこか戦士のような雰囲気で、その世界観が見ものです。
40年以上前の作品ですが、そんなに古い感じはせず公開当時は特に衝撃的だっただろうと思います。
派手な改造車も個性的で、これらのデザインを当時考えた人は凄いなとも思いました。
悪の権化のような暴走族の悪行は、製油施設の人達を捕虜にし自分達の車の前部に人間の盾とするなど無茶苦茶です。
そしてカーアクションは臨場感たっぷりで、倒し方もありきたりでは無くバリエーションに富んでいて、惹きつけられました。
火炎放射器を使ったり迫力ある大炎上のシーンもあり、CGの無い時代の作品なのにこれらは素晴らしいと思いました。
相棒?が乗るヘリコプターがドローンみたいで見ていて面白かったし、この相棒のキャラがスパイスになっていて良かったです。
ラストのまさかのオチには驚かされ、呆気に取られてしまいました。
メル・ギブソンさんは野生味溢れてましたが、若くて表情によっては可愛さも感じました。
そこはやっぱり40年以上前の作品だなと時の流れを感じました。