jun

親馬鹿子守唄のjunのレビュー・感想・評価

親馬鹿子守唄(1955年製作の映画)
2.9
U-NEXTの解説では人情時代劇となっているが実際は東京の銭湯を舞台にした現代劇。惚れた女性が他の男性の子を身籠っているのを知らずに結婚したエノケン扮する主人公が産後の肥立ちが悪く亡くなってしまう妻の今わの際の告白で事実を知るが変わらずに愛情を持って育てるという湿っぽい喜劇。いくつか面白いギャグはあったが全体的に出来は今ひとつといった感じ。シャツ一枚になったエノケンのあばらが透けるほど痩せている感じや終始ヅラをかぶっている様子が気になった。55年公開というとすでに脱疽で右足指を切断したあとなので体調があまり良くなかったのかも。妻役の星美智子はどことなく若水ヤエ子に似ている気がした。娘役の藤田淑子は後に有名声優になった。一部のネット情報で音楽の先生役が三木のり平となっているが曽根秀介の誤りではないかと思う。
jun

jun