バナバナ

ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密のバナバナのレビュー・感想・評価

4.0
シッダは新進気鋭の劇作家。
彼女の作品がブロードウェイで上映される事になり、彼女のインタビューがNYタイムズに載ったのだが、実母に虐待されていたと載ってしまい、せっかく結婚間近だったのに母親のヴィヴィと大揉めに揉めることになる。
それを収めようとしてくれたのが、ヴィヴィの幼馴染の4人だった…というストーリー。

最初、ヤァヤァシスターズはヴィヴィの妹たちかと思ったが、友人なのね。
ヴィヴィとシッダの性格はそっくりで、一度ケンカすると、なかなか収束できない。
シッダはヤァヤァシスターズのお陰で、自分の知らなかった若かりし日の母の事を知ることになる。

ヴィヴィもその母親と上手くいってなかったが、きっとヴィヴィの知らないところで何かあったんだろうな。夫の元カノが金髪美人だったとかさ。
子どもは、子供から見た親の姿そのままを記憶に残してしまうから、シッダから見たヴィヴィはあれで仕方ないと思う。
でも、正気に戻ったヴィヴィとの思い出もしっかりあるから、シッダは母の事を恨みきれなかったのだろうな。

家族ってそんなものだと思う。
子供に当たってばかりの親だったら救いようがないけど、普通は嫌いな部分もあったり、好きな部分もあったり、
今だからその有難さが分かったりするのが家族だと思う。

ヴィヴィの旦那さんが凄く良い人で、ヴィヴィには周りが結婚してるからといって、自分が癒えてないのに慌てて結婚してほしくなかったものの、
この旦那さんが居たから収まるところに収まったんだろうな、と思った。
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