リプリー

メランコリアのリプリーのレビュー・感想・評価

メランコリア(2011年製作の映画)
4.0
レトロスペクティブは、時間が合わずまったく観に行けなかったので、U-NEXTでの配信は嬉しい限り。さすがU-NEXT!

そんな訳で早速メランコリアを鑑賞。
俗に言う鬱3部作の2作目だが、アンチクライストよりお話的には分かりやすい。
というか、嫌な結婚式描写がある映画に駄作があるわけがない(極めて主観的な暴論だとは思うが…)。
まさに躁と鬱がごった煮で存在している結婚式は惹きつけられるし、第二部の金具を丸めて惑星の大きさをチェックするシャルロット・ゲンズブールもいい。

というか、ラース・フォン・トリアー史上誰が見てもわかる豪華キャストぶり。
キルスティン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、シャーロット・ランプリング(この人の存在感はいつ見ても最高)、キーファー・サザーランド、トリアー組でおなじみのステラン・スカルスガルド(&その息子さん)にウド・キア…。
題材もキャッチーだし、ラース・フォン・トリアーを一本も見たことがない人にも勧めやすい作品かもしれない。

にしても世界が滅びるとなったらこの映画のような最後がいいかも、なんて思うのは僕だけだろうか。