地球滅亡系。もはや年2,3ペースで作られるこの‘‘よくある映画’’。でも、そうさせないのがラース・フォン・トリアー。世界の片隅の、あるひとつの家族にのみ焦点を当て、リアルすぎるくらいの絶望感を描いて…
>>続きを読む主人公の鬱になるシーンは本当に見ていてつらいです。鬱病の車に乗れなくなったりお風呂に入れなくなったりする症状の描写がリアルです。ワーグナーの音楽と見せられる絵画的で雄大なシーンの数々は魅力的で終末の…
>>続きを読む監督が「鬱症状の者は、そうでない人と比べ危機的状況に対し冷静である。」的なコトを語っており、それを体現した映画。
つまり“花嫁=トリアー”
“姉=一般人”
という役割だと言える…んだけど、ぶっちゃけ…
なんの前知識もなく見たのでSFチックでびっくりした。が、表面上SFチックなだけで内容はかなり現実的だった。前半と後半のコントラストが素晴らしい。レオ君の存在がキーポイントだったと思う。最初から最後ま…
>>続きを読む初めの章は、メンヘラの妹が好き放題で展開も冗長的で【退屈な映画】と思っていたけども、状況が一変した次の章では急に妹に共感してしまい、マトモと思われた姉がしんどくなる。この裏表の構造を、SF仕立てでパ…
>>続きを読む映画の冒頭で提示されるイメージ。
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」と共にスローモーションで描かれるそれは、まるで絵画の様に印象的で脳裏に焼き付く映像だった。
星がぶつかること以外は(その時点で)…
ラース・フォン・トリアーが天才である事に異論を挟むつもりは無い。だけど僕はこの作品を好きになれなかった。全体から感じるのはどうしようもないペシミズムと、それを美化しようとする頑強な意思だ。 本作にお…
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