イシダユウキ

ロマンシング・ストーン/秘宝の谷のイシダユウキのレビュー・感想・評価

5.0
ロバートゼメキスの物語として、やはり見とかねばあらぬと視聴。8歳の夏休みに金曜ロードショーで流れてた冒険活劇にとてもよく似ている。別にめっちゃ面白いわけじゃないが、再生停止ボタンを押す気にもならない。人生を形成する礎としてしっかりと見た。こんな映画は珍しいかもしれない。例えていうなら『E.T.』のようなさわやかな読後感。脚本が一本道なので、80年代映画特有の「画面の膨大な情報量」を処理しやすい。それぞれの小道具、画面配置にゼメキス特有のこだわりと意図があってそれを読み解きながら見た。スタントも全部本当にやっているから、フィルム撮影独特の粒状感と合わせてとても懐かしい感じになれる。

車を滝に突き落としたり、ツタで向こう岸に飛び乗ったり、パーティーシーンはまんま「BTTF3」に生かされているなと感じた。こんな風に映画を見て、そのまま80年代の新宿を歩きたいものだ。

尻ポケットにウイスキーを入れて、ネ。