ワッツマイケル

ニューヨーク東8番街の奇跡のワッツマイケルのレビュー・感想・評価

3.8
初めはスロー展開に拍子抜けしましたがラストは思わず涙。途方もない努力を始めたチビちゃんの行動にイノセントの極みを感じ、心臓を掴まれました。
未知との心温まる出会い。『E.T.』の影響が大きいだろうなと思っていたら、そもそもスピルバーグ指揮でした。飾らない登場人物。特別じゃない人達に訪れる特別な幸せ。暖い夢を見せる監督ですね。
【以下ネタバレかな】
チビちゃんがタイルを1枚ずつ直す仕草。自分が出来ることを行動する健気さ。ぐっと来ました。
そんなラストは『風の谷のナウシカ』を思い出す。オウムの子の恩返しがオウムの群れを動かす。本作の数年前に国内外で多数受賞しているので、参考になった可能性もあるのかな。偶然かな。