9.11テロの3年前に公開された、NYでのテロがテーマの作品。
連続テロであること、犯人グループがアラブ系であること、犯人たちが犯行するに至る原因がアメリカにもあること、アラブ系の人々に対する締め付けなど、3年後に実際に起こることを予知していたかのような作品です。
もちろん、この予知が生かされることはなかったのですが。
9.11とその後のアメリカを照らし合せながら観るとよいかもしれません。登場人物の台詞にも9.11以降に問題となったことが
出てきます。
例えば、捕らえた容疑者への拷問に対する主人公の強い抗議などです。
アクションものですが、社会派ものと言っていい作品でした。
人種差別、法治国家、そして邦題にもなっているマーシャル・ロー(戒厳令)の恐ろしさなど、なかなか見応えがありました。