Angeprunelle

マーシャル・ローのAngeprunelleのネタバレレビュー・内容・結末

マーシャル・ロー(1998年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

個人の自由を尊重するFBI✧
私的な道徳心を強く持つCIA✧
愛国心の強い功利主義な将軍✧

③つの「正義」が交差する。

同時多発テロ以前に製作された作品。
当時のアメリカ合衆国には
どこか潜在的に不安感や
危機感があったのかもしれない。

実際はこの映画のような
バス爆破なんてものでは済まない
④機の旅客機がハイジャックされ
世界貿易センタービルとペンタゴンに
旅客機が激突し爆発炎上するという
大規模で悲惨なテロ事件が起こった。

「正義」というものは
状況✧場所✧時代✧立場✧に寄って全く違う。

全ての人々にとっての正義などおそらくない。
正義と思えた行為が
時に許し難い行為にも思えてくる。

けれど私達はその時その時で
最善だと思われる正義を
選択するしかない。

その“最善"ってのは
一体なんなんだろう。

どうすれば正しい選択だったと
分かるのだろうか・・・

・どんな形であれ自由と尊厳は守られるべきか。

・大多数が救われるなら
少数の犠牲は厭わないのか。

・どんな結末になろうと
道徳心を最優先するのか。

即効性の治安維持か
持続性の治安維持か。

難しい。
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