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アイデンティティーのaaのネタバレレビュー・内容・結末

アイデンティティー(2003年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

急な悪天候で山中のモーテルに集まった11人の男女。身動きが取れないので天候が回復するまでそこにいようとするが、殺人事件が起こり次々に殺されていく。一方、別の場所では連続殺人を犯した殺人鬼・マルコムの再審理が行われようとしている。彼には死刑判決が下っていたが、解離性障害が疑われておりもう一度審理が必要となっていた。実はこのマルコムの複数の人格がモーテルに集まった面々であり、実際には存在しない。この中の殺人犯の人格だけを殺せばマルコムの死刑は免れるということだった。モーテルでの事件は刑事のふりをしていた元囚人のロードの仕業とわかり、ロードは殺される。残ったのはパリスという娼婦だけだったので、マルコムの死刑は無くなった。しかし、パリスの人格が幸せに暮らしている中、死んだはずの子供ティミーが現れてパリスを殺す。実は真犯人はティミーであり、マルコムは完全にティミーの人格に乗っ取られた為護送車の中で医師達を殺してしまうという衝撃のどんでん返しラストだった。作中でも言及されているが、そもそも解離性同一性障害が形成される理由は幼少期の虐待などによる強いトラウマ。ティミーという人格も一度両親が離婚しており実の父親には虐待を受けていたという。マルコムもそうで、ティミーが本当のマルコムの姿だったんだろうなと思うと、物悲しくもある。
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