ショコラ

国境は燃えているのショコラのレビュー・感想・評価

国境は燃えている(1965年製作の映画)
3.8
戦場の危険地帯を進む、1台のトラック。

イタリア軍青年将校と、12人のギリシャ人従軍慰安婦の“反戦”ロードムービー。

ジャケットはカラーですが、実際はモノクロ映画です。

画面から伝わる殺伐とした雰囲気、バックに流れる哀愁を帯びたテーマ曲。

マカロニウエスタンでお馴染みのトーマス·ミリアンがメチャメチャ男前✨

貧しさゆえ慰安婦に志願した女性達への、節度ある対応に好感が持てる。(さすが主人公)

レア·マッサリやアンナ・カリーナ、マリー·ラフォレ等々、華やかな女優陣の競演も見物。

陽気なカリーナと翳あるラフォレ、魅惑的なふたりの対比がいい。

非情な現実からのほろ苦い結末が後を引く。
ショコラ

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